Kotone Hori

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シーズン開幕から約3ヶ月。現在の心境とこれから。

シーズン開幕から約3ヶ月。現在の心境とこれから。

春先にトップ10が1回あったのは良かった

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2016年シーズンが開幕して、早くも10試合以上が経過。堀琴音プロは中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン終了時点で781万9000円を獲得。賞金ランキング35位につけている。これまでの戦いぶりをどのように見ているのだろうか。

「思ったほど良くないなっていうのが、正直な気持ちです」

堀プロに自己評価を聞いてみたところ、このような答えが返ってきた。

「春先は昨年に比べて、すごく順調に入れたかなと思うんですけど、ここ最近は今イチですね。理由は今一つ分からないんですけど、ちょっと惜しかったりすることが多いので、時間が経てばいい流れが来るのかなと思っています」

昨シーズンは開幕戦から3試合連続で予選落ちだった。それに比べれば、今シーズンは開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントで無事に予選通過を果たし、開幕4戦目のアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIで3位タイに入れたのは明らかに好材料だろう。

「春先でトップ10が1回あったのは良かったです。トップと3打差の5位タイで最終日を迎えたので、優勝も視野に入れていましたが、前半終了時点で上位とは差があったので、(優勝は)ちょっと難しいかなと思いました。頑張ればもう少しスコアを伸ばせたかなという場面もありましたが、上位でフィニッシュできたことは『よしっ!』という感じでした」

その後、スタジオアリス女子オープンでも上位を狙えるチャンスがあったが、この時は最終日に2オーバー74とスコアを落とし、14位タイに終わった。

「スタジオアリスの時は、トップとは差があったので(7打差)、優勝を狙うという感じではなかったですが、最終日に3連続ボギーがあったので、もったいなかったですね」

昨シーズンの経験が今シーズンに生きている

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今季これまでの戦いぶりに、自己採点はやや辛口の評価だったが、決して悲観ばかりしているわけではない。

「昨年よりもうまくなっている手ごたえはありますし、今年はマンデー(予選会)に行かなくていいので、体力的にも自信があります。また、昨年回ったコースは知っているので、そういう部分でもラクになりました」

また、賞金シード選手として迎えた今シーズンは、待遇面でもかなり恵まれているという。

「予選ラウンドはすべてアウトスタートですし、実績のある選手と組み合わせになることが多くなりました。毎週、組み合わせが発表されるのが楽しみです」

ヤマハレディースオープン葛城では、昨年の賞金ランキング2位テレサ・ルー選手と李知姫選手との組み合わせ。堀プロ自身は上位に進出することはできなかったが、予選2日間終了時点で同組2人が4アンダーで首位タイに並ぶというレベルの高いプレーを間近に見ることができた。李選手はその後もスコアを伸ばし、2位に3打差をつけて優勝している。

また、中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンでは、原江里菜選手と渡邉彩香選手との組み合わせ。渡邉選手は昨シーズンの賞金ランキングで日本人最上位であり、そういった選手たちと同組になるということは、堀プロが女子ツアーの看板選手の1人として認められていることを示している。

その証拠に、試合に先駆けて開催されるプロアマ戦にも、メジャー大会のワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ以外は全試合で呼ばれているという。プロアマ戦に呼ばれることは選手にとってもメリットが大きく、試合直前に18ホールを回ることができるので、練習ラウンドをハーフプレーで切り上げて、休息に充てることもできるようになるのだ。

「体力的にも疲れが出ないですし、コースも頭の中にインプットされていくので、全体的に流れが良くなりました。昨年は練習ラウンドも1ラウンドでしたし、何試合に出られるか分からなかったのでガンガン行っていたんですけど、今年はペース配分ができています。あとは自分に流れが来るまで、地道に頑張っていこうと思います。もちろん、早く優勝したいという気持ちはありますけど、欲が出すぎてしまうと空回りするので、そのあたりが今後の課題ですね」

ここからの試合で堀プロが楽しみにしているのが、昨年7位タイに入ったサントリーレディスオープンゴルフトーナメント(6月9~12日、兵庫県・六甲国際ゴルフ倶楽部)だ。

「4日間競技で初めてトップ10に入ったコースですし、第二の地元でもありますので(堀プロは徳島県出身で、現在は兵庫県神戸市在住)、思い入れはありますね」

開幕戦初日の3月3日に20歳の誕生日を迎えた堀プロ。20歳以上になったらできることとして、お酒を1回だけ飲んだというが、口に合わなかったという。

「ビールとサワーを飲みましたが、ビールは苦くて飲めなかったです。サワーだけ飲みましたが、そんなにおいしいとは思わなかったですね。継続的に飲もうとは思わないです」

堀プロが2回目にお酒を口にするのは、初優勝を挙げた際の勝利の美酒になるのかもしれない。その日が1日も早く訪れることを願っているのは、堀プロ自身だろう。